「電子レンジの買い替え時」について
2022/08/26
長崎リサイクルサービスの月1コラムです。
さて前回までは今夏の問題となっている家電が入手しずらい状況で困らないよう、エアコン、冷蔵庫と家電の買い替えタイミングの見極めについてお話しました。
今回も引き続き、家電の故障・買い替えへのちょっとした備えとして「電子レンジの買い替え時」についてお話させていただこうと思います。
■電子レンジの寿命
電子レンジの寿命はおおよそ7~10年ほどとされています。
これまでに紹介した他の家電と同じく電子レンジにもメーカーの修理部品の保有期間があり、これは8年とされています。
また他の家電と比べ、電子レンジの寿命にはわかりやすい目安もあります。というのは電子レンジに使われているマグネトロンという食品を温めるためにマイクロ波を発生させる部品の寿命がおおよそ2000時間とされているためです。
これは電子レンジを1日に3分程度使用すると約10年程度使用出来ることになります。
■買い替えのめやす
電子レンジの買い替えの目安としては、上のような購入からの年数の他に正常な動作が出来なくなるといったことがあります。
例えば、
・操作ボタンが押せなくなる
・液晶表示がつかなくなってしまう
・使用中に止まってしまう
・異音、異臭がする
・ターンテーブルがまわらない
などがあります。
また電子レンジの温める仕組みであるマイクロ波と使用中に電子レンジ内を照らす照明は別ですので、使用中内部が明るく照らされないのに食品は温まる、または逆に電子レンジ内は光っているのに食品が温まらないなどもあります。
故障した場合には単純に食品を温められないこと以外にスパーク、発火するなどの危険性もあります。
事故にならないようにあまり無理に使い続けず、多少余裕をもった買い替え計画をおすすめします。
■寿命を延ばすコツ
電子レンジの寿命を延ばすため出来ることとしてはまずはお掃除です。
内部の汚れをそのままにして使用し続けると焦げ付きの原因になり、センサーが作動しない、ターンテーブルの回転に支障がでるなどの影響が出てきます。
電子レンジの外側には熱を逃がすためのスリットが設けられています。ほこりがたまりすぎるとこうした廃熱にかかる部分がふさがり、内部に熱がこもりやすくなるため、寿命を縮めてしまいます。
定期的なお掃除を心がけましょう。
また、冷蔵庫など他の発熱をしている家電の上に設置することもお勧めされません。
中に温める対象の食品を入れず間違って空焚き状態で使用してしまうことも寿命を縮めてしまうことになるので注意しましょう。
■処分方法
電子レンジは家電リサイクル法の対象になっていますので自治体での処分の場合にはリサイクル費用が掛かります。
その他に状態など条件はそれぞれにありますが、家電量販店での下取りサービスを利用することも出来ます。
引っ越しで不要となったり、家電量販店の店頭での買い替え以外の場合はリサイクル業者の買い取りを利用することもおすすめします。内部を掃除して綺麗に保たれていると買い取り価格にも良い影響がありますので、普段から清潔な状態で使用することがよいでしょう。
いかがでしたか?
次回も引き続き家電の買い替えへの備え、処分方法について紹介したいと思います。
それでは次回のコラムをお楽しみに。
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