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「消火器の処分」について

「消火器の処分」について

2022/03/26

「消火器の処分」について

長崎リサイクルサービスの月1コラムです。
今回は「消火器の処分」について紹介します。

■消火のしくみ

消火器は容器の中にある消火剤を圧力で噴射し、火元を覆うことで消化するしくみになっています。
消火剤には種類があり、粉末状の消火剤が噴射されるもの、水、泡状のものが噴射されるもの、消火のためのガスが噴射されるものがあります。
火事が起こってしまった場合、特に調理で使用した油などが火元の場合などに水をかけて消化しようとすると、高温で発火している油が飛び散り、逆に火災被害が広がってしまうことになります。
消火器を使用すると粉末状などの消火剤を覆いかぶせることで火元の酸素を遮り消火につなげることになります。
火事に備え消火器を準備しておくことはとても大切なことです。

■消火剤が噴出されるしくみ

圧力を得るしくみには2種類あり、蓄圧式と加圧式のものがあります。
加圧式のものは消火器の容器中に消火剤と噴射のためのガス容器が内蔵されています。
蓄圧式のものは消火剤と圧力源が内蔵されています。
加圧式のものは使用時、レバーを握った瞬間に噴射のためのガス容器から消火剤の入っている消火器内部全体に噴射のための高い圧力がかかる仕組みになっています。
蓄圧式のものは常時消火器の中に使用時の圧力よりは弱い圧力がかかっています。

10年以上前の消火器は加圧式のものがほとんどでした。近年製造されているものは蓄圧式のものになっており、蓄圧式のものは加圧式のものより老朽化で破裂などの事故の危険性が高いとされています。

■消火器の使用期限

消火器には使用期限があります。消防法的には期限は定められていませんが、容器の材質の経年での劣化などにより、目安としておおよそ8年、中身の消火剤の期限として5年とされています。
使用期限は消火器本体の側面などに記載されており、おおよそ5年が「設計標準使用期限」などの表示にて記載されています。
消火器の使用時には強い圧力がかかるため、使用期限の過ぎた消火器は容器の材質が経年で劣化している恐れがあるため、この圧力に耐えきれず底が抜けるなど容器が破損しけがや死亡事故につながってしまうことがあります。
また、容器に亀裂などがあると同じように使用時に破損し、同じくけがや死亡事故ににつながってしまい大変危険ですので、処分するようにしましょう。
容器に腐食などあると中に湿気が入り込み消火剤が固まってしまい、いざという時に使用できなくなってしまっていることにもなります。
また、上でも触れたように蓄圧式のものは加圧式のものより老朽化で破裂などの事故の危険性が高いことにも注意が必要です。
消火器の管理はしっかりと気がけておくことをおすすめします。

■指定の処分先を調べる

このように消火器には消火剤が封入されていること、経年での容器の腐食、破損などによる破裂での危険があるため、一般ごみで処分することが出来ません。また消火器はリサイクルすることとなっているため、処分にはいくつかの指定先に依頼する必要があります。
・購入先に連絡し、引き取り、または持ち込みで処分してもらう
・自治体が指定する消防設備協会などに問い合わせ、処分を依頼出来る業者を紹介してもらう
・一般社団法人日本消火器工業会、株式会社消火器リサイクル推進センターなどに問い合わせ処分を依頼するなどです。
またリサイクルのために「リサイクルシール」を購入する必要もあります。リサイクルシールの販売はネットなどで販売窓口を検索し、調べることが出来ます。

■それ以外の処分方法

不用品回収業者、リサイクル業者へ回収依頼をして処分してもらうことが出来ることもあります。
この場合、リサイクルシールを購入する手間などもなく、手軽に処分出来るため、問い合わせてみるものよいでしょう。

いかがでしたか?
消火器は一般ごみとしては出せないためしっかりとした処分を心がけるとともに、安全に使用するために使用期限にも注意をするようにしていただければと思います。
それでは次回のコラムをお楽しみに。

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